ファミリーコンピュータで発売された『月風魔伝』が、35年の時を経て復活。完全新作『GetsuFumaDen: Undying Moon』として、本日配信されました。
この記事では、『GetsuFumaDen: Undying Moon』が、どんなゲームなのかをご紹介します。
※「Indie World 2021.4.15」から切り出した映像です。
月風魔、再び地獄へ
この世とあの世を結ぶ封印されし扉が打ち破られ、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が地上へと溢れ出す。
月風魔(げつふうま)は異変の元凶を断つべく、地獄へと足を踏み入れる……。
……おどろおどろしく始めてみましたが、『GetsuFumaDen: Undying Moon』は、1987年にファミコンで発売された『月風魔伝』の世界観をベースに、月風魔の新たな戦いを楽しめる浮世絵風ローグライク剣戟アクションゲームなんです。
祖先である初代「月風魔」が封印した龍骨鬼の復活をきっかけに魔物が溢れ出し、危機に瀕するこの世。さらに、時を同じくして行方知らずになった兄の存在……。
代々地獄の監視を担う一族の二七代目、月風魔が、それらを解決すべく、地獄の底を目指します。
肉体は滅びても、魂は残り蘇る
地獄はダンジョンのように階層に分かれ、道中には鬼や土蜘蛛、輪入道といった魔物たちが蔓延っています。
魔物との戦いには、刀はもちろん、傘や鎖鞭(さべん) といった武器で戦いますが、2つの主武器と2つの副装備、合計4つの武器を携えることができるんです。魔物によって武器を変えながら戦うのがポイント。
それらの武器は道中で見つけられる箱やお店で手に入れることが可能です。
ただし、奥へと進むにつれ強力になる魔物たちにやられてしまった場合、武器だけでなくアイテムまで失い、さらに最初の地点に転生してやり直しとなってしまいます。
そう、何度も何度も挑戦するのがこのゲームの進め方なんです。
そこで重要になるのが、己の強化。
敵を倒すことで手に入る魔物の部位などのアイテムによって、自身の能力や武器の強化、また、スキルの開放ができます。
強化した能力の一部は引き継がれるので、繰り返し挑戦して能力を育てることが、転生後への備えとなるのです。
2つの風魔流アクション
このように、進めるにつれ月風魔は成長していきますが、魔物たちも奥に進むにつれさらに強力になります。地獄のおそろしさは容赦なし。一瞬の立ち回りによって生死が決まる、なんてことも少なくありません。
そんな地獄を生き抜くための風魔流アクションがいくつかあります。
其ノ壱 特殊アクション
一つ目は、「崩」「殺」「閃」といった漢字一文字が画面上に表示される特別な攻撃アクション。
連続攻撃を加えていくと、相手の体制が崩れる瞬間があり、画面上には「崩」の字が表示されます。そのタイミングで、追撃を行うと強力な一撃を与える「殺」のアクションが発動。
大抵の魔物はこの一撃で、倒すことができるでしょう。
他にも、相手が攻撃する瞬間に、カウンターを決めると多大なダメージを与える「閃」なども。
これらのアクションを、その場、その時によって使いわけることが先へ進むカギとなります。
其ノ二 鬼人化
2つ目は、「鬼人化」。
魔物の攻撃を食らわずに攻撃を当て続けると、風魔が鬼のような姿となり、攻撃力と移動速度が一定時間アップするんです。これが鬼人化です。
鬼人化した状態で、さらに相手の攻撃を食らわずに攻撃し続けると、より強靭な鬼人となり最大3段階まで鬼人化できちゃうんです。
これらの攻撃アクションを使いこなして、この世を終焉の危機から救ってください!
初代「月風魔」も復活
初代『月風魔伝』が大好きなインディーチームによって開発された本作。
デジタルデラックス版では、限定特典として初代『月風魔伝』も遊べます。
異なる時代の「月風魔」の戦いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
『GetsuFumaDen: Undying Moon』は本日配信です。
それではみなさん、よいインディーライフを!
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