バックギャモン

チェスに次いで多くの人が遊んでいる西洋すごろく。

発売日:

1990年9月7日(金)

遊べる本体:

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    どんなゲーム?

    このタイトルは、1990年に発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用のボードゲームです。本作は世界最古のすごろくといわれるバックギャモンを手軽に楽しむことができます。2つのサイコロをふって、15個のすべての駒をいち早くゴールさせ勝負を競います。サイコロの出た目による運の要素だけではなく、どの駒をどれだけ進めるのかの戦略が重要となります。

    遊び方

    基本ルール

    2人で対戦を行い、15個すべての駒をどちらが先に上がり場に移せるかを競います。プレイヤーは2つのダイスをふり、出た目に従って自分の駒を進めていきます。駒を上がり場に移すためには、まず15個すべての駒を自分のインナーボードに進める必要があります。すべての駒を自分のインナーボードに進めたら、次の手から駒を上がり場に進めることができるようになります。

    ボードの見方と名称

    コントローラーⅠ側が白色の駒を使うことになります。

    駒の進め方

    プレイヤーは一手ごとに2つのダイスをふります。

    2つのダイスの目が異なる場合

    2回駒を進めます。(同じ駒を2度進めることも可能です)たとえば、図1にあるように、    が出た場合 (1)1つの駒を4つ進め、ほかの駒を6つ進める(2)1つの駒を4つ進め、さらに6つ進める
    図1

    2つのダイスの目が同じ場合(ゾロ目)

    1つの目で2回、合わせて4回駒を進めることができます。たとえば、図2にあるように、    が出た場合 (1)1つの駒を5つずつ4回進める。(2)1つの駒を5つずつ3回進め、ほかの駒を5つ進める。(3)2つの駒を5つずつ2回進める。(4)1つの駒を5つずつ2回進め、ほかの2つの駒を5つずつ  1回進める。(5)4つの駒を5つずつ1回進める。というふうに、5通りの駒の進め方が考えられます。
    図2
    ブロック 同じマスに同じ色の駒が2つ以上並んでいる状態をブロックといいます。図3の場合、手に持っている駒は1、2、4が出てもブロックされているため移動することはできません。※どの駒を動かしてもブロックされるときは駒を動かすことができません(図4)。
    図3 ブロック
    図4
    ブロット&ヒット 図5の右下の赤い駒のように、駒が1つだけ置いてあるポイントをブロットといいます。自分の色の駒をブロットに当てると相手の駒をバーに移動させることができます(図6)。これをヒットといいます。ヒットされるとスタート地点の1つ前の駒にいる状態になります。バーに駒があるときは、​バーの駒を移動させないと、ほかの駒を移動させることができません。
    図5 バー ブロット
    図6

    ゲームモード

    DEMONSTRATION バックギャモンのデモプレイを見ることができます。バックギャモンの用語やルールを、デモンストレーションします。 TRAINING PLAY 初心者のためのコンピューター対戦モードです。ルールを覚えたての人が、実践形式でゲームの流れ・駒の進め方を覚えられるモードです。コンピューターのレベルは、初心者用に設定してあります。 MATCH PLAY 1人用のコンピューター対戦モードです。5ポイントマッチ、11ポイントマッチ、およびエンドレスマッチ(得点制限なし)の、3種類のゲーム選択ができます。ポイントマッチゲームでは、プレイヤーかコンピューターが、設定した得点に達するまで、ゲームが繰り返されます。 TOURNAMENT 1人用のコンピューター相手のトーナメントモードです。決勝戦の前に負けてしまうとゲームオーバーです。ポイント設定は以下の通りです。 1回戦 5pts.マッチ 2回戦 7pts.マッチ 準決勝 11pts.マッチ 決勝 15pts.マッチ 2PLAYERS GAME 2人用対戦モードです。内容はMATCH PLAYと同じです。
    基本点とダブル このソフトでは、1ゲームの基本点は1点に設定されています。ゲームの進行中、自分が勝つ確率が高いと感じたプレイヤーは、自分がダイスを振る前に、基本点を倍にすることを提案できます(この行為をダブルといいます)。相手のプレイヤーがダブルを受ければ、基本点が倍になった状態でゲームが続行されます。拒否した場合は、ダブルをかける前の基本点のままで1ゲーム終了となり、相手の負けとなります。 ・ ダブルは、基本点が64点になるまでできますが、同じプレイヤーが続けてダブルはできません。 ・ ポイントマッチゲームにおいて、一方のプレイヤーがマッチポイントに達したとき、次の1ゲームはダブルをかけることができません(これをクロフォードルールといいます)。 得点 ゲーム終了時の相手の駒の状況によって、勝者が得られる得点が違ってきます。 REGULAR WIN・・・(基本点×1)点 1ゲーム終了時、敗者の駒が 1個以上、上がり場にある状態。
    GAMMON・・・(基本点×2)点 1ゲーム終了時、敗者の駒が1個も上がり場にない状態。
    BACKGAMMON・・・(基本点×3)点 1ゲーム終了時、敗者の駒が1個も上がり場になくバー、もしくは勝者のインナーボードに1個以上の駒が残っている状態。

    アドバイス

    1.ヒットを狙う場所 ヒットするなら、相手のインナーボードにある駒。進んでない駒よりも進めた駒をバーに戻す方がダメージが大きくなります。
    2.駒を重ねる 相手にヒットされないように駒を2つ以上重ねてブロットにならないようにする。基本中の基本です。
    3.連続ブロック 2つ以上駒を重ねるブロックを連続して作ると、相手の移動を制限できる可能性が高まります。

    遊べる本体